吉野町は言わずと知れた桜の名所であり、修験道の総本山・世界遺産の「金峯山寺」があることでも有名です。町の間を流れる吉野川や杉・桧を人口植林している山々、そして春になると見事に咲き誇る桜など、雄大な自然が四季を通して観光に訪れた方や地元住民を魅了してくれます。
今回はそんな吉野の綺麗な風景を厳選して紹介していきます。
10位 西谷の田畑
吉野の中で見ることができる希少な田園風景の一つです。秋には、稲穂が一面に広がり、夕日に輝く姿はとても美しく訪れた方に風情ある景色を与えてくれます。秋以外にも、山々と田園風景、空気など、田舎らしさを感じることができるスポットです。
9位 紙漉き和紙を天日干しする風景(福西和紙本舗)
吉野の自然・水と風土をもって、吉野手漉き和紙は、歴史の中で日本の伝統的な美術工芸を陰で支える役割を担ってきました。現在吉野では、紙漉き和紙を製造している事業者は3社まで減少しましたが、福西和紙本舗さんでは、今でも厳格に妥協することなく伝統技法を守られており、現在でも一枚一枚天日で乾燥する風景を見ることができます。
※ 福西和紙本舗では、伝統的な和紙の紙漉きも体験することができます
8位 貯木場
吉野の人工植林の歴史は古く、吉野を知る上では欠かせない歴史の一つです。貯木場は、吉野町だけではなく、近隣の村々から伐り出された杉や桧の木材が集められる場所です。ここで集められた木材は材木として美しく製材され、配送されます。貯木場に木材が集まる時は木の香りが周囲を包み、情緒ある景色へと変化します。
吉野を代表するおすすめスポットの一つです。
7位 吉野川橋梁
大和上市駅と吉野神宮駅間にある吉野川を渡る、大変おもむきのある鉄橋です。1928(昭和3)年に吉野鉄道が、六田駅(旧吉野駅)から吉野駅までの延伸に伴い完成しました。空の色によって景色の見え方は異なり、特に夕暮れ時、刻々と変化する空の色と絶え間ない川の流れは、いつまでも見飽きることはありません。
6位 吉野川(紀の川)宮滝河川
奈良県と三重県の県境に跨る大台ケ原を源流として、水源地の森に蓄えられ、吉野川となって流れ出し、深い淵や速い流れまで姿を変えながら町を流れる清流です。
夏には川遊びやバーベキューを楽しむために関西地域をはじめ各方面から沢山の方が訪れます。吉野川には綺麗な景色を楽しんでいただけるスポットは数多くありますが、巨岩や山々に囲まれており、自然の豊かさを感じることがきることから、特に宮滝河川がおすすめです。夏初めには新緑と澄んだ川の景色が訪れる方を癒してくれます。
5位 津風呂湖
一年を通して、魚釣りができ、コイ・ヘラブナ・ブラックバス・ワカサギ等が釣れる関西でも有数のバスフィッシングスポットです。釣り以外にも遊覧船やボートで湖上一周やハイキング等も楽しむことができます。
四季通して津風呂湖周辺に咲く桜や新緑、秋の紅葉が美しく、湖面に映し出される景色は訪れた方にやすらぎを与えてくれます。
4位 高滝(象の小川)
喜佐谷の杉木立のなかを流れる渓流で、やまとの水31選のひとつに選ばれている象の小川。その川沿いにあり、高さ15メートルの滝が高滝と呼ばれています。高滝周辺の優雅で気品ある風景や、岩肌を分岐して流れ落ちる雄大な姿は、訪れる方を魅了し、時間を忘れさせてくれます。
3位 滝桜
春になると吉野の桜を一目見ようと全国各地から沢山の方がこの地を訪れます。吉野桜や吉野の桜とも呼ばれ、下千本から奥千本にかけて約3万本の桜が植えられており、各スポットどこを見ても桜を満喫することができます。
その中でも、滝桜はぜひ見ていただきたいスポットの一つです。上千本から如意輪寺にかけての県道から吉野山を見上げると、あたかも滝から降り落ちてくるように見える桜の群落を楽しむことができます。
2位 金峯山寺
平成16年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして金峯山寺本堂蔵王堂及び仁王門がユネスコの世界文化遺産に登録されました。堂々とした威容の中に、優雅さがあり、たいへん優れて建築という高い評価を得ています。
吉野山へ訪れた際、必ず訪れてほしいお寺の一つです。
1位 花矢倉展望台
吉野山全体を見渡せ、四季折々の風景を感じることができるおすすめスポットです。春に咲き誇る吉野桜からはじまり、夏初めにかけては新緑、秋は桜の紅葉、冬には雪化粧と、訪れた時々によって風景の見え方に変化があるため、いつ訪れても飽きを感じさせません。
また、タイミングが良ければ雲海を見ることができ、幻想的な吉野山を堪能していただけます。